ここは「ピルとのつきあい方」旧バージョンの保存ページです。
「ピルとのつきあい方」は1999年に開設されたピルに関するホームページで、
経口避妊薬ピル導入期の日本で貴重な情報源として利用されてきました。
当サイトをオリジンとする情報も少なくありません。
たとえば、緊急避妊に関する情報は当サイトによって広まりましたし、
「飛ばし飲み」も当サイトが用いた用語です。
旧バージョンの内容は基本的に現在でも通用する内容ですが、
ピルの利用環境が変化しましたので、
リニューアル版に移行します。
「ピルとのつきあい方」を模したサイトや換骨奪胎サイトが存在しますので、
オリジナルバージョンを保存しておきます。

「ピルとのつきあい方」リニューアルバージョンはこちらです。

 

ホルモン環境の変化による副作用・副効果
ピルとのつきあい方(表紙)ピルとのつきあい方(サイトマップ)メール


ピルの副作用・副効果とは何か?/
服用初期にみられる副作用はなぜ起きるのか?/
服用初期にみられる副作用の種類/
不正性器出血の原因/
不正性器出血の頻度 /
不正性器出血への対処/

生理を軽くする効果について(別ページ)/

吐き気/
頭痛/
胸の張り/
お肌のトラブル/
化粧乗りがよくなりきれいになる?/
体重の変化/

罹りやすくなる病気と罹りにくくなる病気(別ページ)/



 

ピルの副作用・副効果とは何か?

 薬で一番怖いのは副作用ですよね。低用量ピルが認可されるまで、日本では中用量ピルが使われていました。中用量ピルには、強い副作用が出ることがありました。低用量ピルでは、副作用は大幅に軽減されていますが、全くないわけではありません。
 ピルによる副作用は、大きく2つに分けて考えることができます。

【ホルモン環境への不適応】
 ひとつ目は、ホルモン環境不適応による副作用です。つまり、ピルの服用により体内のホルモン環境が、それまでと異なったものになります。体が新しいホルモン環境に慣れるまでの間、不快な症状が現れることがあります。たとえば、吐き気です。ピルを初めて飲む人の場合、ピルの服用を開始してしばらくの間、軽い吐き気等の副作用が見られます。この副作用は一時的なものですが、自分にあったピルを見つけることで相当程度、軽減されます。
 ホルモン環境の変化が不快な症状を引き起こせば、副作用です。ホルモン環境の変化は、同時に快適な状態にしてくれることがあります。これを副効果と呼びます。ピルには生理痛の改善からお肌への影響まで、幅広い副効果があります。

【疾病リスクの増減効果】
 ふたつ目は、ピルのホルモン環境によるある種疾病リスクの増加です。ピルと疾病リスクの関係については、長年にわたり多くの研究が積み重ねられてきました。ピルを服用すると、血栓症や一部の癌の発生率が高くなるとの報告があります。これは明らかな事実です。しかし、血栓症の発生率はもともと1万人あたり0.5人程度と極めて低いものです。現在、世界で現在使用されている低用量ピルには、重篤な副作用の心配はまずありません。低用量ピルは、世界中で長い間1億人の女性が服用している薬です。ピルほど安全性が立証されている薬はないともいえます。その安全性は風邪薬以上だと信じています。
  健康にマイナスに作用する効果を副作用とすれば、ピルにはプラスに作用する効果もあります。ピルの服用により一部の癌や婦人科疾患の発生率が低下することも知られています。ピルが病気を引き起こす可能性と病気を予防する可能性では、後者の方が大きいといえると思います。 これもピルの副効果です。

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服用初期にみられる副作用はなぜ起きるのか?
 私たち成人女性の体の中では、さまざまなホルモンが作用しています。中でも、卵胞ホルモンと黄体ホルモンは、性周期を作り出すもとになるホルモンです。体内の卵胞ホルモン量や黄体ホルモン量の変動は、きわめて大きなものです。また、個人差も大きいのです。つまり、体内の自然のホルモン環境は一人一人違うし、いつも違うということができます。体内のホルモン環境が一人一人違うことは、月経量に個人差があることからもわかります。経血量が多い人もいれば、少ない人もいますね。体内のホルモン環境がいつでも変化していることは、周期的な気分や体調の変調から感じることのできる方も多いでしょう。
 ピル服用中のホルモン環境は、どのように変わるのでしょう?自然のホルモン環境と較べると、大きな周期的変化はなくなります。一定のホルモン水準が維持されることになるわけです。ピルによって作り出される一定のホルモン水準、これに対する体の受け止め方には、個人差があります。ピルによって作られるホルモン環境を、自然なホルモン環境と変わらない、と感じる方もいます。一方、ピルによって作られるホルモン環境に対して、体が違和感を感じる方もいます。この違和感が、副作用となって現れてくるのです。
 ピルの服用により、ホルモン環境の大きな周期的変化はなくなります。しかし、それまで小さかったホルモン環境の日変化は、かえって大きくなります。ピルの服用では、ホルモンの補給は1日に1度です。吸収・代謝が日々繰り返される中で、これまで経験しなかった小刻みなホルモン環境の変化を経験することになります。このことも、副作用を感じる原因となります。
 ピルを服用することは、ユニフォームを着ることと似ています。自分で選んだ服ではありませんから、最初は違和感を感じることもあるでしょう。でも、着慣れてくれば、ユニフォームにもいいところはあります。一方、私服は個性を引き出してくれます。でも、毎日着替える洋服の中には、自分でも嫌になるものもあるでしょう。
 自然のホルモン環境は、いつでも誰にでも快適かといえば、そうではありません。ピルのホルモン環境には、最初は違和感があってもほとんどの方が慣れていききます。 

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服用初期にみられる副作用の種類

 国内販売の認可申請がなされた各製品について、各社は臨床試験を行っています。薬事審議会の資料からは各社別の個別データの詳細は不明ですが、各製品間でばらつきがあったことが推測できます。たとえば、製品Aでは、18周期の間に685人中45人(6.6%)が副作用のために、服用を中止しています(製品Aは**ッ*21)。一方、製品Bでは18周期の間に412人中58人(14.1%)が副作用のために、服用を中止しています。2つのデータの間には妊娠希望等による服用中止率に大きな差があり、単純に比較はできません。しかし、製品によって副作用の現れ方に差のあることを示唆しているように思います。私の経験では、アメリカ人が「いいよ」っていう製品でも、日本人では「これだめだっ」っていう人が多かったものがあります。同じ低用量ピルでも、成分的にはずいぶん違いがあるのだから、製品別のデータを公表すべきだと思います。
【ピル服用開始によって現れる副作用とその頻度】
ピル服用開始によって現れるおそれのある副作用をその頻度の高い順に示すと以下のようになります(%)。これらの訴えの全てがピルの副作用であるかどうかは、明確ではありません。
悪心・嘔吐 1.2-29.2 イライラ感 0.2-0.8 心悸亢進 0.2
乳房緊満感 0.1-20.0 湿疹 0.5-0.6 静脈瘤 0.2
頭痛・偏頭痛   3.4-15.7 腰痛 0.4-0.6 頭重感 0.2
乳房痛 1.0-12.3 皮膚そう痒感 0.2-0.6 じんましん 0.2
下腹部痛 0.1-6.9 抑うつ 0.1-0.6 肝斑 0.2
下痢  0.6-4.0 乳房萎縮 0.1-0.5 脱毛 0.2
浮腫             1.0-3.2 乳汁分泌 0.1-0.5 アトピー性皮膚炎 0.2
ざそう  0.2-2.9 帯下 0.2-0.4 発熱 0.2
体重増加        0.8-2.2 口内炎 0.2-0.4 ほてり 0.2
食欲亢進 0.2-1.9 熱感 0.4 頻尿 0.2
食欲不振 0.1-1.9 胸やけ 0.2-0.3 口渇 0.1-0.2
倦怠感   0.7-1.7 動悸 0.2-0.3 手足のこわばり 0.1
消退出血の欠如  1.7 胸痛 0.1-0.3 性交痛 0.1
腹痛  0.1-1.5 不整脈 0.1-0.3 しびれ 0.1
乳房増大        0.2-1.4 胸部飽満感 0.1-0.3 胸のつかえ 0.1
性欲減退  0.2-1.3 色素沈着 0.1-0.3 咽頭痛 0.1
眠気   0.3-1.2 下肢痛 0.1-0.3 不感症 0.1
月経痛  1.0 ふらつき 0.3 目のかすみ 0.1
めまい 0.2-1.0 子宮肥大 0.2 息苦しさ 0.1
皮疹・発疹 0.2-1.0 子宮頸部の腫れ 0.2 顔面紅斑 0.1
便秘 0.1-1.0 経血量の増大 0.2
血圧上昇 0.2-0.8 顔面浮腫 0.2

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不正性器出血の原因
 エストロゲン(卵胞ホルモン)の作用によって厚みを増した子宮内膜は、プロゲストーゲン(黄体ホルモン)の作用で出血しないように維持されています。両者のバランスが崩れる(内膜を維持するだけのプロゲストーゲンが不足する)と、出血が起きてしまいます。ごく軽い出血を点状出血といい、生理(消退出血)が来てしまう場合を破綻出血といいます。 
 プロゲストーゲン(黄体ホルモン)の子宮内膜維持作用は、使用される黄体ホルモン剤の種類・量とエストロゲンの量によって規定されます。エストロゲンの量が関係するのは、プロゲストーゲンはより高用量のエストロゲンと一緒に使われるとより大きな子宮内膜維持作用を発揮するからです。中用量ピルで不正出血が稀なのは、そのためです。 
 日本で認可された低用量ピルについてみると、エストロゲン(卵胞ホルモン)の量は、 
第1世代 > 第2世代 > 第3世代 
の順となっています。第1世代ピルに使われているプロゲストーゲン(黄体ホルモン)は、それ自体の子宮内膜維持作用が低いため、より多くのエストローゲンと一緒に用いることで、子宮内膜維持力を高めています。 
 エストローゲンの用量が同じであれば、同量のプロゲストーゲン(黄体ホルモン)の子宮内膜維持力は、 
第3世代  > 第2世代> 第1世代 
となります。 
 第1世代ピルでは子宮内膜維持力の弱さを補うために、より高用量のプロゲストーゲンとエストローゲンが使用されています。1周期中の総量で比較すると、子宮内膜維持力は、 
第3世代  >  第1世代 >第2世代 
の順となります。1周期中の総量で比較すると第3世代ピルで不正性器出血は最も起こりにくく、第2世代ピルで最も起こりやすいといえるでしょう。 もっとも、第2世代ピルではメリハリの非常にはっきりした3相性にして、不正出血が起きやすい時期の不正出血を防ぐ工夫がなされています。 
 低用量ピルで不正出血が多いのは、プロゲストーゲン(黄体ホルモン)の子宮内膜維持力を助けるエストローゲンの量が少ないからです。しかし、理由はそれだけではありません。中用量ピルでは生理5日目の服用開始になっています。子宮内膜の剥脱が終わってから飲み始めることになります。一方、低用量ピルでは生理初日の服用開始が推奨されています。そのために、子宮内膜の剥脱が不十分に終わることがあります。つまり、出るべき経血が出てしまわずに維持される状態になることがあります。このことも、不正出血の多さの原因となっています。3相性ピルは、生理初日の飲み始めに最も適した作りになっています。3相性ピル(特に第2世代ピル)の生理初日服用開始に、他の低用量ピルがつきあっていることも不正出血の多さにつながっています。中用量ピルを誤って生理初日に飲み始めると不正出血の頻度は相当高くなります。 

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不正性器出血の頻度 
日本での臨床試験では、服用第1周期(1シート目)に不正性器出血が11.6%から39.0%の女性に見られました。服用第3周期でも、9.4%から24.4%に認められました。不正性器出血の生じる頻度は、かなり高いといえましょう。 
しかし、周期を重ねる毎に不正性器出血は着実に減少していきます。
【点状出血及び破綻出血を含む不正性器出血の発現頻度】
服用第1周期 11.6〜39.0%
服用第2周期 6.4〜28.3%
服用第3周期 4.9〜24.4%
服用第12周期以降 3.0〜11.2%
不正性器出血はホルモンのバランスが崩れて起きるので、それ自体は大きな問題ではないと思いますが、それにしてもばらつきが気になります。

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不正性器出血への対処
1.服用間隔が24時間を超えると、不正性器出血が生じやすくなります。決めた服用時間にきちんと服用するようにしましょう。 
2.服用初期の軽い不正性器出血であれば、特別な対処をする必要はないでしょう。周期を重ねるにつれて、体が慣れてきて、不正出血の起きることは少なくなっていきます。 
3.他の副作用がなく、かつどうしても不正出血を止めたい場合には、2シート用意し、正規の服用分に加え子宮内膜活性指数(「ピルの種類」参照)が70以上の錠剤を1錠余分に飲みます(計2錠)。中用量ピルで出血を止めるのも同じ事です。 
4.第2世代ピルの場合、第1相は子宮内膜活性指数が低く、2錠飲んでも不正性器出血の止まらないこともあるでしょう。どうしても気になるようでしたら、主治医とご相談ください。一時的に服用する中用量ピルを処方してくれるかもしれません。あるいは、第1世代ピルまたは第3世代ピルへの切り替えを勧めるかもしれません。サンデーピルを推奨している2製品の場合、第3相は子宮内膜活性指数が低く、服用終期の不正出血が多くなります。第2相と第3相の服用順序を変えてみることを医師と相談してみるといいかもしれません。
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吐き気
 エストロゲンによっておきる副作用です。低用量ピルは、中用量ピルと較べてエストロゲンの量が20〜40%カットされています。中用量ピルと較べると、ずいぶん吐き気の副作用は少なくなっています。
 エストロゲンに対する感受性には、非常に大きな個人差があります。エストロゲンに対する感受性には、非常に大きな個人差があります。5rの違いでも、副作用が出たりでなかったりすることがあります。
 就寝前に服用すると吐き気を感じずにすむかもしれません。
【OC服用に起因すると考えられる悪心・嘔吐の発現率】
 
悪心・嘔吐 1.2〜29.2%

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頭痛
 エストロゲンによっておきる副作用です。非常に激しい頭痛は、血栓症の初期症状を疑う必要があります。痛み止めを服用しておさまるようでしたら、服用してかまいません。。
【OC服用に起因すると考えられる頭痛の発現率】
 
頭痛 3.4〜15.7%

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胸の張り
 プロゲストーゲンによっておきる副作用です。ピルの服用でバストが大きくなることがあります。ブラジャーのサイズが合わないために、痛みを感じることもあります。サイズが合っているか確かめましょう。
 乳房の張りはしつこく続くことがあります。どうしても苦しいようでしたら、薬を変えることを考えてもいいでしょう。
 なお、ピルを服用するとバストが大きくなるという嬉しい副作用もあります。しかし、それが続くかどうかは人によって違います。
【OC服用に起因すると考えられる乳房痛等の発現率】
 
乳房緊満感 0.1〜20.0%
乳房痛 1.0〜12.3%

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お肌のトラブル
 ピルの服用を始めると、肌の調子が良くなることが多いのですが、かえってトラブルが起きることもあります。アンドロゲンという男性ホルモンの働きは、体内から分泌されるエストロゲンで抑えられています。ところが、ピルの服用を始めるとこのバランスが壊れることがあります。
 多くはピルのホルモン環境になれるにしたがって改善しますが、アンドロゲン作用の少ないピルに変えると効果的なこともあります。

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化粧乗りがよくなりきれいになる?
 ピルは女性ホルモンなのできれいになると信じている人がいます。でも、まともな文献にそんなこと書かれているのを見たことはありません。絶対、鼻が高くなったり、目がぱっちりしたりすることはありません。 
 ピルは多毛症に効くというような記述を読んだことがあります。これは少し根拠があります。また、更年期にホルモン補充療法をすると、肌がみずみずしくなると言う話も聞きます。そんな関係で人によっては、きれいになることがあるのかもと、思ったりもします。 
 私は少し化粧乗りがよくなるような気がしますが、これは秘密です(全然秘密になっていないって(*~*:))。
製品名 プロゲストーゲン(黄体ホルモン)含有量(r) 男性ホルモン/黄体ホルモン比(A/P比)の比較

marvelonを1.0として

A/P比効果

marvelonを1.0

マーベロン(marvelon)
0.15
1.0
1.0
オーソM
1.00
2.5
16.6
エリオット
0.50

1.00
2.5
8.3

16.6
オーソ777
0.50

0.75

1.00
2.5
8.3

12.5

16.6
ノリニール

シンフェーズ

0.50

1.00

0.50
2.5
8.3

16.6

8.3
トライディオール
トリキュラー
リビアン
アンジュ
0.050

0.075

0.125
4.0
13.3

20.0

33.3
Dickey,R.P.(1994)をもとに、rurikoが算出。A/Pが小さいほど、男性ホルモン作用が押さえ込まれる。デソゲストレルを使ったマーベロン(marvelon)は、男性ホルモン作用が少なく天然黄体ホルモンに近いといえます。
 
つけたし
 ある国で「きれいになる」をうたい文句にしたピルを見つけました。ヨーロッパの某大手メーカーの製品です。成分を見ると、エストロゲン(卵胞ホルモン)と抗男性ホルモン剤でできていて、プロゲストーゲン(黄体ホルモン)は含んでいません。原理的には「なるほどなぁ」と思いました。しかし、使われている抗男性ホルモン剤は微量でしたが、気になって飲むのはやめました。その抗男性ホルモン剤は、性転換した「元男性」などが使用する薬剤で、アメリカなど多くの国で未承認の薬です。ちなみに、その某大手メーカーは、第三世代プロゲストーゲン(黄体ホルモン)の開発がうまく行かず、第三世代ピルは販売していません。
 日本で認可されたピルの中で、「きれいになる」ピルがあるとすれば、それは絶対にマーベロン(marvelon)です。というのは、マーベロン(marvelon)以外のピルは、多かれ少なかれマーベロンよりも強いアンドロゲン(男性ホルモン)作用を持っています。人によってはニキビができたりすることもあり得ます。ところが、マーベロン(marvelon)に使用されている第三世代プロゲストーゲン(黄体ホルモン)は、アンドロゲン(男性ホルモン)作用が極めて弱い上に、用量も多くありません。マーベロン(marvelon)を服用すると、「きれいになれる」可能性は他のピルよりは高いといえます。
 マーベロン(marvelon)で本当にきれいになるかどうかは、何ともいえませんが、他のピルでニキビが出たり毛深くなったりする人は、マーベロン(marvelon)に切り替えてみてもよいでしょう。

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体重の変化
 ピルの服用で体重増加が見られることがあります。もっとも心配しなくては行けないことは、肝機能障害のためにおきる体重増加です。肝機能障害があると体重がどんどん増え続けます。低用量ピルでは、肝機能障害による体重増加はほとんどありません。
 低用量ピルによる体重増加には、以下のような原因があります。一つは保水力の増加です。体内の水分が増加し、はれぼったくなるためにおきる体重増加です。二つめに、脂質代謝の異常による体重増加です。これはアンドロゲン作用の少ないピルでは少なくなります。三つめは、食欲増進です。ピルを服用するとしばしば食欲の増進が見られます。それを我慢しないと体重が増加してしまいます。
 臨床試験では2sまでの体重増加が認められましたが、気をつければ体重は元に戻ります。

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