緊急避妊とは?
作用機序の検討

 

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黄体ホルモン剤による緊急避妊法


低用量ピル普及事業団(低用量ピル普及推進委員会)なる御用団体(NPO法人)とその主要メンバーは、
当サイトの情報が信頼できないとの言説をふりまいてきました。
緊急避妊法についての当サイトの情報についても、
悪意に満ちた宣伝を垂れ流しています。
それだけではなく、掲示板サイトなどでは、
彼らの考えと異なる医師の処方にクレームをつけ、
その必要のない相談者まで他の医療機関を再受診するよう誘導したりしています。
性交渉から服用までの時間が経過すれば、
それだけ成功率が低下することを考えれば胸が痛みます。
ピル村親衛隊の面々は文字面しか読めないようなので、
くどいようですがていねいな説明を加えることにしました。
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緊急避妊薬の作用機序についての検討

(1)
指導的医師である北村邦夫氏は緊急避妊の作用機序について、
以下の3点を上げました。

@卵巣から卵子が放出されるのを阻止するか遅らせる
Aすでに放出されてしまった卵子の受精を防ぐ
B受精卵が子宮内膜に着床するのを阻止する

北村邦夫氏の言説は、広く受け入れられ日本ではほぼ定説化しています。
このうち、Aについてはご自身で実質上撤回するかのような発言もしていますが、
否定しているわけではありません。
「北村学説」を得て舞い上がった御用団体が、
的はずれな当サイト批判を展開しているというのが実情でしょう。

(2)
それでは、親衛隊が盲信するように「北村学説」は信頼できるのでしょうか。
「北村学説」のユニークさは、「すでに放出されてしまった卵子の受精を防ぐ」とする点です。
英語の一般向けサイトには、
「緊急避妊薬は排卵を抑制し、(その結果として)受精を防ぐ」と説明しているものがあります。
そして、(その結果として)の部分の表現が曖昧な記述も見受けられます。
しかし、学術文献の中には「すでに放出されてしまった卵子の受精を防ぐ」との研究は見いだせませんでした。
調べが不十分な可能性もありますし、これからそのような機序が発見される可能性もあります。
ただ、それを実証する研究は、ほほ不可能といってよいほどむつかしいでしょう。
とすると、「すでに放出されてしまった卵子の受精を防ぐ」という作用機序の根拠は、
かなり怪しいことになります。
なお、通常用量のプロゲストーゲンで子宮頸菅粘液が精子の通過を妨げるほどになるのは、
ほぼ6時間後です。
プロゲストーゲンの投与量が増えても、この時間はあまり短縮されないでしょう。
したがって、性交渉と同時に緊急避妊薬を服用しても、
子宮頸菅粘液による精子の通過阻止はむつかしいと考えられます。

(3)
「北村学説」の内、ユニークなAが怪しいとなると残るのは、
@卵巣から卵子が放出されるのを阻止するか遅らせる
B受精卵が子宮内膜に着床するのを阻止する
の2点ということになります。
つまり、
@は排卵前の緊急避妊薬服用の作用を説明し、
Bは排卵後の緊急避妊薬服用の作用を説明していることになります。
この2つが緊急避妊薬の作用機序であれば、
緊急避妊に引き続いて(緊急避妊薬服用の翌日から)通常のピルを服用するのは、
意味がないしむしろBの作用の障害ともなりかねません。

(4)
ところが、緊急避妊に引き続いて通常のピルを服用することが、
推奨されるようになってきました。
緊急避妊の作用機序を@Bと考える限り、
緊急避妊に引き続く通常ピルの服用は理解できないでしょう。
当サイトの理解するところによると、
A. 排卵後の緊急避妊薬服用では数日以内の消退出血は必ずしも起きないので、
受精卵の子宮内膜着床阻止作用を過大視できない、
B. 排卵後の緊急避妊薬服用で避妊効果があるのは輸卵作用の抑制が関係している、
となります。
当サイトの緊急避妊の作用機序理解では、
緊急避妊に引き続く通常ピルの服用を整合的に説明できます。
以上が現時点における当サイト見解の概要です。


緊急避妊の作用機序についてはまだ不明な点も多く、
当サイトの見解を表明するのには躊躇もありました。
しかし、ピル村情報を金科玉条視する親衛隊の暴走を多少なりともくい止めるために、
見解を表明することにしました。



緊急避妊とは?

 緊急避妊法の種類
 緊急避妊薬で妊娠が回避できる仕組み
 排卵の抑制
 排卵抑止力の程度
 輸卵機能の抑制
 着床条件の喪失
 作用機序についての検討

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