ピルユーザーの緊急避妊(2)

 

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本サイトの飲み忘れ対応が「細心版」なわけ


日本で緊急避妊薬としてノルレボが認可されるまでの約10年間、
「日本で緊急避妊に使えるのはプラノバール(とドオルトン)だけだ」と口に出したり書いたりする産婦人科医はざらにいました。
今でも産婦人科医院のサイトにその名残が残っていたりします。
私はそれを知って書いているのか、知らずに書いているのか、
そのどちらなんだろうと思いつつ眺めていました。
ヤッペの用いたEEとノルゲストレル合剤法は、
20年の時を経てEEとLNG合剤を用いるヤッペ法として定式化が進んでいました。
プラノバールにはノルゲストレルという黄体ホルモン剤が使用されています。
ノルゲストレルは半分が不活性体です。
プラノバールによる緊急避妊がどのようなものかは、
下の図をご覧いただければ一目でご理解いただけるでしょう。



このプラノバールでも立派に緊急避妊ができるのです。
図でプラノバールの一つ上にトリキュラーなどを示しています。
トリキュラーなどの8錠は、
定式化されたヤッペ法のスタンダードなのが分かるでしょう。
だから、緊急避妊に使えるのはプラノバールだけなどというのは大嘘です。

このことをご理解した上で、
本サイトの飲み忘れ対応「細心版」を思い出してください。
思い出したとき2錠、次の日朝夕各1錠です。
なぜ4錠服用するのかは、上の図と下の図を見比べてください。
トリキュラーについて言えば、その4錠はプラノバールの2錠と黄体ホルモン量はイコールです。



つまり、2日間に4錠を集中的に服用することで緊急避妊に近い排卵抑制効果を期待するのです。
(※厳密に言えばプラノバールの排卵抑制力の方が少し大きい。
※翌日の2錠を朝夕に分けるのは不正出血を避けるため、また輸卵機能の低下状態を維持するため。)


もう一つ思い出してほしいのは、別の項目で説明した下の図です。
2錠+1錠+1錠は一気に完睡ラインに近いところまでもっていく服用法なのです。



このような服用法が編み出されたのは、1990年代の欧米です。
当時、専用の緊急避妊薬はありませんでした。
緊急避妊薬を使わず飲み忘れからリカバリーする方法が必要だったのは、
今の日本の情況と似ているのではないかと思います。



ピルユーザーの緊急避妊

 日本の実情を無視したガイドライン
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