なぜピルで避妊できるか?
ピルの仕組み(9)

 

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エストロゲン剤の活性


当サイト旧版は避妊効能が認可された低用量ピルを中心にして解説しました。
その際、2つの「信仰」には与さないよう配慮しました。
一つ目の「信仰」は、低用量ピル信仰です。
低用量ピルは中用量ピルと較べてエストロゲン用量を減らしたすばらしいピルだ、
という信仰があります。
当時も今も、低用量ピルの紹介はほとんどそのようなトーンで書かれています。
当サイトはそれを否定しませんでしたから、
よほど注意深く読まないと気づかなかったと思いますが、
そのような書き方はしませんでした。
二つ目の「信仰」は、中用量ピル信仰です。
中用量ピルは強力なので中用量ピルにしかできない事がある、
と考える医師は少なくありませんでした。
このことについても、当サイトは否定も肯定もしませんでした。
2つの信仰は表裏一体の関係にあります。
2つの信仰を振りまいたのは製薬会社や医師サイトでした。
その中で、明確に事実を指摘していたのは、
反ピルサイトでした。
当サイトとは考え方は全く異なりますが、
その指摘自体は評価されてよい指摘です。
前置きが長くなってしまいました。
現在、多くのピルにはエストロゲン剤としてエチニールエストラジオール(EE)が使用されており、
一部のピルでメストラノール(ME)が使用されています。

エチニールエストラジオール(EE)
を使用したピル
低用量ピル
プラノバール
メストラノール(ME)
を使用したピル
ソフィアA、ソフィアC、ルテジオン

2つのエストロゲン剤は体内で代謝され、エストラジオールに変わります。
エチニールエストラジオールが1のエストラジオールに変わるとすると、
メストラールでは0.5〜0.6です。
つまり、メストラールは見かけの用量は大きくても、
実際の活性はエチニールエストラジオールの50%ないし60%です。
たとえば、ソフィアAには50マイクログラムのメストラールが使用されていますが、
それは25〜30マイクログラムのエチニールエストラジオールと等価です。
ソフィアAのエストロゲン活性は、低用量ピルと変わらないのです。
2つの信仰が根拠のない信仰であることをおわかりいただけると思います。






 ピルで避妊できる3つの理由
 ミニピルの避妊メカニズム
 ミニピルの服用法
 ミニピルのメリット・デメリット
 ミニピルの進化
 日本の「ミニピル」
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 生物的ホルモン活性
 エストロゲン剤の活性


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