なぜピルで避妊できるか?
ピルを選ぶ(4)

 

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アンドロゲン作用の強さ


アンドロゲンは男性ホルモンといわれます。
しかし、アンドロゲンは女性の体の中にも普通にあります。
アンドロゲンはエストロゲンと拮抗するので、
エストロゲンによってアンドロゲンの作用は隠されています。
生理の前後の時期にニキビが出やすいのは、
アンドロゲンが優位になるためです。
アンドロゲンが優位になると、性欲・食欲が旺盛になります。
生理前後にアンドロゲンが優位になるのは、
エストロゲンレベルが低下することと、
黄体がアンドロゲンを作ってしまうためです。
未成熟な卵巣ではアンドロゲンを作ってしまいやすいので、
思春期にはアンドロゲンが優位になりがちです。


 ブランド別アンドロゲン活性/エストロゲン活性
ブランド P種類
用量
A活性  *
E活性  *
ノアルテン錠  NET
5mg 
5.0   
プラノバール  NG
0.5mg 
2.1  
50  
ソフィアA  NET
2mg 
2.0   
27.5 
トリキュラー
アンジュ
淡黄褐色(黄色) 
LNG
0.125mg
1.0375  
30 
オーソM
ルナベル 
NET
1mg 
1.0   
35 
オーソ777
橙色
NET
1mg  
1.0   
35 
シンフェーズ
白 
NET
1mg 
1.0   
35 
ソフィアC  NET
1mg 
1.0   
55 
オーソ777
淡橙色 
NET
0.75mg  
0.75  
35 
トリキュラー
アンジュ
白色
LNG
0.075mg
0.6225  
40    
マーベロン
ファボワール  
DSG
0.15mg  
0.51   
30 
オーソ777
NET
0.5mg
0.5  
35   
シンフェーズ
淡青 
NET
0.5mg
0.5   
35   
トリキュラー
アンジュ
赤褐色
LNG
0.075mg
0.415  
30   
ヤーズ  DRSP
3mg 
0
20 
NET:ノルエチステロン、LNG:レボノルゲストレル、NG:ノルゲストレル、DSG:デソゲストレル DRSP:ドロスピレノン。
アンドロゲン活性(A活性)は相対活性値に用量を乗じた数字、エストロゲン活性(E活性)は相対活性値に用量を乗じた数字。

アンドロゲンと黄体ホルモンは似た構造をもっています。
そのため黄体ホルモン剤は、同時にアンドロゲン作用を示すことがあります。
日本で発売されているピルの各錠剤に含まれるアンドロゲンの相対的な強さを示したのが、
上の表です。
ヤーズにはアンドロゲン作用の全くない黄体ホルモン剤が使用されています。
第2世代ピルはアンドロゲン活性の強いピルですが、
日本で販売されている製品は黄体ホルモン用量を少なくし、
エストロゲンでアンドロゲン作用を押さえ込む処方となっています。

蛇足
エストロゲンとアンドロゲンには拮抗作用があると書きました。
エストロゲンがアンドロゲン作用を押さえ込むのと同様に、
アンドロゲンはエストロゲン作用を押さえ込みます。
エストロゲンとアンドロゲンは微妙なバランスの関係にありますので、
どちらかが強く出たりしやすいのです。





 自分に合ったピル
 エストロゲンの用量と活性
 黄体ホルモンの強さ
 アンドロゲンの強さ
 ピル選びのヒント


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