避妊薬ピルの副作用と副効果

 

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ピルの副作用とは
世界中のあらゆる薬の中でダントツに使用量が多く、
ダントツに利用者の多い薬がピルです。
それだけに、ピルの副作用については多くの調査研究が行われてきました。
当サイトは、ピルの副作用を正しく伝えることが重要と考えています。
反ピルの人たちのようにピルの副作用を誇大に強調することもありませんし、
ピル村の人たちのようにピルの副作用を過小に伝えることもありません。
ピルの副作用についての正しい理解に役立つ情報を提供することが、
当サイトのポリシーです。




ピルの副作用の特殊性

googleでピル検索すると「他のキーワード」が示されます。
その筆頭に表示されるのが「ピル副作用」です。
ピルで連想される言葉が副作用なのでしょう。
ピルといえば副作用ばかり強調されると嘆く人がいます。
そして副作用よりも副効果を強調したいという人たちがいます。
副作用強調派と副効果強調派に二分されていると言ってもよいでしょう。
当サイトの考えは、以下の旧版タイトルが示しています。



当サイトはピルによるホルモン変化は生理的変化の延長であるとし、
その結果として副作用と副効果が現れると説明してきました。
これを換言すると、一つの原因から生じる二つの現象(副作用と副効果)と理解します。
当サイトの考えによれば、
ピルの副作用だけを強調してもピルという薬は理解できないし、
ピルの副効果だけを強調してもピルという薬は理解できません。
ピルという薬に対する理解が深まらなければ、
避妊薬としてのピルは普及しません。
以上のことをわかりやすく説明しましょう。
食事をして満腹になると眠くなります。
これは生理的変化で病的現象ではありませんから、
食事の副作用とはいいません。
ピルの副作用のほとんどは、
妊娠中に現れる生理現象と同じものです。
一方、薬による副作用のほとんどは生理作用を抑制するために生じます。
たとえば、抗ヒスタミン剤による眠気は、
生理作用であるヒスタミンを抑えるために生じます。
同じ「眠気」でも、食事の後の眠気と抗ヒスタミン剤の眠気では意味が違います。
ピルの副作用と言われるものは、前者に近い性質を持っています。

ピルの副作用情報をめぐっては、
ある不幸な状況があります。
それはピル村系の情報が信じられていないことです。
ピル村系の情報は副効果を強調し、
副作用については形ばかりの説明しかしません。
たとえば、ピルによる体重増加はないと強調します。
ところが、ピルによる体重増加を経験した女性は実際にはいます。
経験者の口コミ情報とピル村系情報が真反対になっています。
どちらが説得力を持つかといえば、前者でしょう。
ピル村系の人々は往々にして権威主義的な思考様式を持っていて、
そのことに気づかないのです。
当サイトは反ピル派からもピル村系からも煙たがられながら、
ピルユーザーから支持されてきました。
きちんと説明する努力が必要な状況は、
今も変わっていないと考えます。
統計の読み方

ピルについて説明するとき、悩ましいことがあります。
医学についての統計的研究を疫学といいます。
疫学だけに限りませんが、
科学的研究は一定の条件下で起きる現象について説明したものです。
マスコミやお気軽な方々はしばしば、
最新の研究では・・・と伝えてしまいます。
しかも、常識と反する研究ほどセンセーショナルに取り上げられたりもします。
しかし、統計は注意深く読まないと、
ミスリードを引き起こしてしまいます。
2つの例を挙げてみましょう。
例1「国語の得意な人は英語は苦手」
A校は入学者の入学試験の国語の得点と英語の得点について分析したところ、
国語の得点と英語の得点の間には負の相関関係のあることが分かりました。
他の99校でも同様の調査を行ったところ、
98校で国語の得点と英語の得点の間には負の相関関係があり、
1校では有意な相関関係は認められませんでした。
この調査結果から、国語力と英語力は逆相関の関係にあることが分かりました。
例2「毎日味噌汁を2杯飲む人には乳ガンが少ない」
食生活と乳ガンの関係について調べました。
味噌汁を飲まない人、毎日1杯飲む人、2杯以上飲む人の3グループで乳ガンの発生率を調べたと
ころ、
味噌汁を飲まない人と毎日1杯飲む人の間に差はありませんでした。
しかし、毎日味噌汁を2杯飲む人には乳ガンが少ないことがわかりました。
味噌汁を毎日2杯飲むことにより、乳ガンの発生が防止されます。

上の2つの例について見てみましょう。
例1では全体集団では英語と国語にプラス相関があっても、
合計点で輪切りしたサブ集団ではマイナス相関になります。
サンプルに偏りがあると全く逆の結果になってしまう例です。
例2は他の要因が考慮されていません。
味噌汁を2杯飲む人は朝食が和食であることが多いかもしれません。
乳製品の摂取量の少なさが乳ガン発生率を低くしている可能性があります。
そうであれば、味噌汁の効果でないことになります。
日本でピルと疾病の関係を調査すると、
ピルユーザーでは外反母趾のリスクが高くなるという結論が出るかもしれません。
しかし、ピルと外反母趾にはおそらく因果関係はありません。
日本のピルユーザーは都市部に偏在しています。
そして都市の女性の履き物は、外反母趾を引き起こしやすい傾向があります。
それがピルユーザーに外反母趾が多いという現象となって現れます。
サンプルの偏りや他の要因を考慮しないと、
奇妙な結論が導かれてしまいます。
統計は相関関係を示しても、それは因果関係を示すものではありません。
ピルに賛成の立場からも反対の立場からも、
都合のよい「宣伝」が行われます。
当サイト旧版では、ピルは頭で飲む薬という表現をしました。
賢いピルユーザーになってほしい。
これが当サイトの願いです。


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