避妊薬ピルの副作用と副効果
ピルの服用と癌のリスク(7)

 

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髄膜腫(片頭痛の症状)について注意!!


今の世の中ではピルの副効果を強調するのが流行っているようです。
当サイトができた頃には、ピルの副作用を強調する方がいてうんざりでした。
彼らの言説の一つ一つを見れば「そうもいえるんだけど・・・」という手の話です。
今流行の副効果言説をみて、やはり「そうもいえるんだけど・・・」という感じがしてしまいます。
避妊薬ピルという薬にとって、癌が増えるとか減るとかがあったとしても、
それほど大事な話にはどうしても思えないのです。
環境運動家や薬屋さんにとってはそれが仕事ですから、
わからなくもないのですが、
副効果ばかり書いている病院のサイトがあったりすると、
首をかしげたくなります。
そうは思いつつ、一応おつきあいでピルと癌の関係について書いてきました。
こんな言い方をするとしかられそうですが、
副作用と副効果のどちらもどうでもよい話に近いのです。
ただ一つだけどうでもよくない話があります。
それは髄膜腫です。

髄膜腫は良性腫瘍ですので癌とはいえませんが、
ここで書いておくことにします。
髄膜腫はピルの服用で悪化することのある数少ない疾病です。
WHOの基準では片頭痛(年齢に関わらず局在性神経徴候を有する者)は絶対禁忌となっています。
これは髄膜腫がピルの服用により進行するリスクを避けるためです。

日本のガイドライン等では、なぜか髄膜腫について全く触れられていません。
日本では相対禁忌の中に以下の記述があります。
服用にあたり、慎重な判断を要する場合
6)前兆を伴わない片頭痛の患者
[脳血管障害(脳卒中等)が発生しやすくなるとの報告がある。]
この記述からも髄膜腫が考慮されていないのがうかがわれます。
髄膜腫は多い疾病とはいえませんが、
原発性脳腫瘍の約1/4を占めます。
片頭痛がひどくなると訴えるピルユーザーがいれば、
脳神経外科に紹介しなければなりません。
日本のガイドラインには副作用・副効果の説明がやたらたくさんあるのに、
髄膜腫についての説明が完全に欠落しています。
このような状況の中で産婦人科医が適切に対応できるか、
大いに疑問です。
ピルの副作用に髄膜腫の悪化があることを知って、
自衛するようにしましょう。






癌による死亡率
ピルの服用による卵巣癌リスクの低下
ピルの服用による子宮体癌リスクの低下
ピルの服用による大腸癌・直腸癌リスクの低下
ピルの服用による乳がんリスクへの影響
ピルの服用による子宮頸癌リスクの増加
髄膜腫(片頭痛の症状)について注意!!


循環器・消化器・肝臓疾患による死亡率



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