治療目的のヤーズ・ルナベル
ユーザーの皆さんへ

 

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本サイトはピルの治療薬化に反対です。
このことについて、一部に誤解があるようなので、
頂戴したご意見等について、本サイトの見解を簡単にまとめました。
この問題についての本サイトの考えは、
改めて詳述いたします。


Q1.海外諸国でも、ピルは治療薬として認可されているのではないですか?

お答え

日本では、ヤーズ・ルナベルが避妊効能を持たない治療薬として認可されています。
また、中用量ピルも治療薬として認可されています。
このように、ピルが避妊効能を除外して治療効能だけで認可されている例は、
日本以外ではありません。
海外では、避妊薬の副効能として治療的作用が認められている例があるだけです。


Q2.ピルを治療目的で利用するのを否定するのですか?

お答え

本サイトは1999年の開設以来、ピルの治療的副効能について解説してきました。
当時、ピルの治療的副効能について解説したサイトは、皆無といえる状態でした。
本サイトはピルの治療的目的での利用について否定するどころか、
むしろ積極的に提唱してきたところです。


Q3.治療目的と避妊目的では服用法が異なるので、
治療薬としての認可が必要なのではないですか?

お答え

ピルが治療的作用を持つのは、排卵を抑制するからです。
したがって、避妊作用と治療的作用は排卵抑制で共通しており、
避妊薬としての服用法を逸脱する服用法はあり得ません。
海外諸国でピルが治療的目的で服用される場合にも、
避妊薬としての服用法に準拠しています。


Q4.ピルは排卵抑制以外の作用で、治療に寄与することがあるのではないですか?

お答え

仮にそのような作用があったとしても、排卵を抑制しなければ意味がありません。
もし排卵抑制が不十分な状態でピルを服用すれば、
排卵に伴う生体由来のホルモンにピルのホルモンが加算され、
症状をかえって悪化させる恐れもあります。
だから、どの国でも避妊薬としての服用法が取られています。


Q5.治療目的で使用するには、治療薬として認可が必要なのではないですか?

お答え

低用量ピルのガイドラインによると、治療的効果がある旨告げてよいことになっています。
避妊薬のピルは治療的目的で使用することができます。
また、疾病診療の中で、「薬事法承認後で保険収載前の医薬品の使用」は、
評価的療養として保険診療との併用が可能です。
この制度を使えば治療薬化は必要ありません。


Q6.治療適応を得ると薬品代が保険適用されるので、負担が軽くなるのではないですか?

お答え

日本のピルの価格はもともと高すぎます。
アメリカのピルの値段は、ブランドにより15ドル(約1200円)から50ドル(約4000円)程度です。
もともと高い日本のピルの価格を治療薬化でさらに高くして、
負担が大幅に軽減されることはありえません。
保険適用の薬品代は、直接負担が3割、間接負担が7割です。
直接負担・保険料・税金として結局は全額利用者が負担しています。
直接負担分だけ比較しても、保険適用で負担は軽減されません。


Q7.治療目的ユーザーにとってデメリットはないのではないですか?

お答え

ヤーズ・ルナベルは、世界に例のない「避妊薬でない避妊薬」です。
ヤーズ・ルナベルのユーザーのかなりの割合が、
避妊目的を兼ねて利用し、ある場合には全く避妊目的として利用している実態があります。
ところが、ヤーズ・ルナベルは建前上は避妊薬でありませんから、
十分な服薬指導がなされていません。
避妊薬を十分な服薬指導なしに処方すれば、
望まない妊娠が増加するのは当然のことです。
治療薬化は企業にとってメリットはあっても、
日本の女性にとってデメリットしかありません。


Q8.避妊目的ユーザーにとってデメリットはないのではないですか?

お答え

単に避妊目的であるのに、ヤーズ・ルナベルを処方されるケースが急増しています。
かねてより日本には、中用量ピルが「避妊薬でない避妊薬」として存在しています。
(これも日本だけのことです)
おそらく、低用量ピル・超低用量ピルも、
かつての中用量ピルと同じように「避妊薬でない避妊薬」に変わっていくでしょう。
プラノバールには緊急避妊の適応はないが医師が「好意」で処方していた、
と公言する方がいます。
ピルが避妊の適応を失えば、
私たちは医師の「好意」にすがって、
避妊のためにピルを処方してもらわなくてはならない
ことになります。


治療薬化についての海外の経験、過去の経験については、
日本のミニピル」もご参照下さい。


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