「理想的な使用」と「一般的な使用」の差は非常に大きいのですが、
この2つを較べてもあまり意味がありません。
というのは、誰にでも必ず飲み忘れが生じます。
本サイトは、飲み忘れは絶対ないという神様向けに作っているのではありません。
生身の人間であるピルユーザー向けに作られています。
きっと、あなたもピルを飲み忘れることがあります。
それでは、妊娠確率は8%になると考えなくてはならないのか、
という疑問を持たれる方もいるでしょう。
下の図を見て下さい。

これは、「一般的使用」による妊娠率を国別に比較したものです。 妊娠率の高い国と低い国では約6倍の差があります。
これは国別の調査ですが、
同じ国の中で年齢や社会階層別の調査をすると、
やはり数倍の差が出ます。
このことから、妊娠率の低い国の中の低い集団と高い国の中の高い集団の間では、
約10倍の差があると考えられます。
「一般的な使用」の中にも、これほど大きな差があるのです。
その差はどのようにして生じるのでしょうか。
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