卵胞は生理初日には成長を開始します。
ただ、生理初日には卵胞の成長は限りなくゼロに近いので、
低用量ピルで卵胞の成長を抑制することができるのです。
ところが、卵胞は日々成長しますので、
大きくなるとそれだけ抑制が難しくなります。
生理開始日から服用開始日が離れれば離れるだけ、
また低用量になればなるだけ、
この抑制は困難になります。
6日目7日目の服用開始は可能ですがあまりお奨めできません。
生理開始7日目は服用開始のギリギリのラインです。
生理8日目以後の服用開始は止めましょう。
超低用量ピルであるヤーズは必ず生理初日に服用を開始するようにします。
低用量ピルでも3相性の製品(トライディオール・トリキュラー・アンジュ)は1相目の力が弱く作られているので、
生理初日の服用とした方が無難です。
他の低用量ピルは7日目までであれば、服用を開始することができます。
ただし、服用開始後2週間は必ず他の避妊法を取る必要があります。
2〜7日目の中では、5日目がおすすめです。
それには3つ理由があります。
1つ目は、5日目に飲み始めると第1周期から28日の生理周期が確保できます。
2つ目は、子宮内膜が剥脱してしまいますので、不正出血の可能性が小さくなります。
3つ目は、不正出血や着床出血と月経を間違って服用開始することを避けることができます。
2〜7日目からの服用開始法の1パターンとしてサンデースタートがあります。
特にノリニールとシンフェーズの2製品は、サンデースタートを推奨しています。
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