ピルは卵巣を眠らせて、
排卵が起きないようにします。
眠りには深い眠りもあれば、浅い眠りもあります。
眠りの程度は、30%とか70%とか、数値で評価することが難しいのです。
卵巣の眠りについても同じ事がいえます。

そこで眠りの程度について、2つのレベルが考えられました。
一つは排卵が起きない程度の眠りの深さです。
この眠りの深さを半睡ラインとして、図の中に表示しています。
半睡ラインよりも眠りが浅ければ、排卵が起きる可能性があると考えます。
ピルを7日連続服用すると、半睡ラインに達するとする学説が、
7日ルールです。
一方、7日間ピルを飲まなくても(休薬)、
排卵が起きない程度の眠りの深さが考えられます。
この眠りの深さを完睡ラインとして、図の中に表示しています。
ピルを14日連続服用すると、完睡ラインに達するとする学説が、
14日ルールです。
この2つのルールが、飲み忘れ対処法を考える際の共通の基礎となります。
14日ルールと7日ルールの関係についてはこちら。
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