経口避妊薬ピルの服用法
自分で守るしかない日本の現実
ピルユーザー聡美さんの事例(7)

 

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3つの病院を回る


【1つめの病院】

聡美さんはピルの処方を受けている病院で、
経緯を話しました。


そして、今は絶対妊娠したくないと付け加えました。
先生は丁寧に聡美さんに説明してくれました。
「緊急避妊という方法があるのだが、
これが有効なのは性交渉から3日目まで。
1週間も経っているから、
今緊急避妊をしても意味がない。
運がよければ一月後に生理が来るから、
生理初日からピルを飲み始めるように。」
と指導してくれました。
病院を出た聡美さんは、
別の病院に行ってみることにしました。

【2つめの病院】

二つ目病院でも、聡美さんは同じように事情を話しました。
ここの先生は、
「どうしても妊娠したくないなら緊急避妊しかない」と言いました。
聡美さんは、お願いしますと答えました。
先生は棚からファイルを取り出し読んでいました。
取り出したファイルは、「緊急避妊法の適正使用に関する指針」(平成23年2月)です。
先生は、聡美さんにその書類を見みせて、
『A 飲み始めるのが 3 日以上遅れ、しかもこの期間にUPSI があった場合』と書いているところを指し示しました。
「あなたはここに当たるのですが、木曜日以後は性交渉はないんですね?」
と尋ねました。
聡美さんがないと答えると先生は、
「緊急避妊薬は性交渉から3日以内なら有効なんですよ。
だから、Aのように決められているのです。
あなたはこれに該当しないから、緊急避妊はできません」
と言いました。
聡美さんは仕方なく、2つめの病院を後にしました。

【3つ目の病院】

3つめの病院でも、また同じように事情を話しました。
こちらの病院の先生も、「緊急避妊法の適正使用に関する指針」をみて、
「@ OC を服用する1 週目(1〜7 日目)に3 錠以上飲み忘れた場合」に該当しますね、
と言って緊急避妊薬を処方してくれました。
1万4千円を支払い、ほっとして病院を後にしました。
病院では明日からピルの服用を再開するように言われましたが、
聡美さんはピルの服用は再開しませんでした。
ピル代がかかる上に、飲み忘れの度に1万4千円かかるのなら、
ピルは経済的負担が重すぎると考えたのでした。
それから3週間後、聡美さんは妊娠していることがわかりました。


自分で守るしかない日本の現実−−ピルユーザー聡美さんの事例

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